「責任」に関する名言
の名言・格言
ひとつの仕事に最低2人の担当者をつけることをお勧めします。その際、スキルに差のある2人を組み合わせるのがポイントです。そのうちのひとりは、まだ責任ある仕事を任せるには不安が残るという人にします。本人は任された仕事を遂行するためにペアになった人から自分に足りないスキルを吸収し、自ら問題を解決しようという意識が身につきますし、会社としてもスキルの高いもうひとりの担当者が見守っているためリスクを回避できます。
の名言・格言
面白いって言ってくれた人たちも…… 少しだけどいたし…… その人たちに、あれは失敗だったなんて、言えるわけない 嘘でも、胸を張っているのが、私の責任者なのよ
の名言・格言
CSR(企業の社会的責任)とは、利潤を追求する企業が、その利潤をどうやって社会に還元するかだと思います。我々の商品の石油は地球環境にかなり負荷を与える二酸化炭素を出していますから、地球市民の一人として地球規模の環境問題に取り組まなければならないと考えています。
の名言・格言
アメリカでは日本に比べて気軽に開業し、そして気軽にやめています。日本では開業率も廃業率も年間3から4%くらいですが、アメリカではともに年間12から14%くらいということです。どうして気軽に開廃業できるかというと、アメリカでの企業は株式組織の一番基本的なことに忠実だからです。ほとんどの場合アメリカでは「個人保証をしてまで事業をする」という考え方はないようです。多くの場合、会社が倒産しても、経営者の自宅や不動産はそのままです。このように有限責任の原則が守られている。
の名言・格言
ストレスは、自分で作ってしまっていることが多いということに、まず気づく必要があります。責任感が強い人や、心配性の人は、ストレスをためやすいものです。「こうあるべき」という姿が強固で、その姿と現実が違ってしまうことに対して強いストレスを感じてしまうのです。なかでも、「いい結果を出したい」という気持ちが強く、頑張りすぎてしまう「積極思考」を持つ人は、失敗することに対して過剰に不安を感じるので、とくにストレスをためやすくイライラしがちです。
の名言・格言
日本では「休むこと=サボり」のような空気がありますが、長期にわたって心身の健康を維持するためには計画的に休む必要があります。私はこれを「戦略的回復」と呼んでいます。女性は比較的こまめにストレスを発散するのが上手ですが、責任あるポジションにいる男性はこれが苦手なようです。
の名言・格言
会社での失敗を「個人的な失敗」と捉えずに、「上司や周りも責任を負うもの」と考えましょう。失敗で思い悩んだら、最後は「これで死ぬわけじゃない」と考えればいいのです。
の名言・格言
僕は「日本を元気にする」という類の議論は無責任だ、と書いたことがあります。これだけ多様化し成熟した社会で、「日本をどうする」といってできるものではない。個人や企業が努力して、その個が集まって全体が変わっていくというのが本筋だと思います。
の名言・格言
人事を進めるうえで参考にするのが、従業員を対象に1年に2回実施しているクレペリン検査という心の健康診断です。検査を依頼している研究所の助言を得ながら、診断結果を人事異動に反映させています。「この人を責任あるポジションに登用したいんだけどうかな」などと相談し、「それで大丈夫です」あるいは「やめた方がいいですね」などとやり取りしています。山登りに例えるなら、息切れしている人がいれば荷物を軽くし、元気いっぱいで余裕がある人には、もうちょっと重い荷物を背負わせたりしています。
の名言・格言
僕は、これまで3回大きなスランプを経験している。一番長くきつかったのが40代のとき。父親が亡くなったこともあって、「一体何のためにゴルフしているんだろう」と。あと年齢による変化もあり、狙ったところにポールが飛ばない。「こんな俺は俺じゃない!」と自己否定していた。他人に責任転嫁もした。だけどあることがきっかけで、そんな自分を丸ごと受け入れようと決めたんだ。するとスランプは逆にチャンスに見えてきた。これをきっかけに「新たな自分に出会える」のではないか、と。それで状況が一変した。
の名言・格言
傷が入るからこそ物事を深く考えるようになるし、そこに知恵が生まれる。安住せず、自ら傷を入れる勇気が求められていると思います。豊かで平穏無事の日本では、チャレンジする気持ちが失われても仕方ないのかもしれない。しかし、自ら傷を負わなければ未来はない。いまこそ、経営者は自分の責任において傷を負い、チャレンジしなければいけないと思います。
の名言・格言
日本の大企業の経営者のほとんどはサラリーマン経営者だから、失敗のリスクを100%背負わない。自分のお金で会社を動かすわけではないし、任期が終われば責任から解放される。だから、よほどせっぱつまらない限り、自分のしたことを否定しない。私は常に否定してこそ商売だと思うんです。
の名言・格言
生き残れる上司と生き残れない上司。その差を決めるものは何だろう。ずっと突き詰めていくと、好奇心ということになると思う。それもそこそこの好奇心ではなく、極めて旺盛な好奇心だ。意欲とかやる気というのは煎じつめていけば好奇心と責任感という要素から成っていると思う。旺盛な好奇心があれば知らない分野に取り組んでいける
の名言・格言
物わかりのいい上司を演じたがる。その気持ちはよくわかる。自分を良く見せたいというのは悪い事ではない。でも演じるなら最後までだ。責任は俺がとると言ったら、とるのだ。間違った方向に進んでいれば軌道修正する。迷っていればアドバイスする。そういうケアをしてこそ最後に責任がとれる。責任をとるとは具体的にどうすることだろう。部下の失敗を自分の失敗として謝りに行くことだ。
の名言・格言
基本を徹底すれば自信が生まれる。自信が深まれば責任感が強まる。責任感が強まれば目標が高まる。そして、高まった目標は次の一歩に向けて、また基本に立ち返らせる。
の名言・格言
上司にはひとりの人間の人生を変えるほどの責任がある。部下がもつ能力を見出し、伸ばし、仕事に貢献させる。それによって本人に自信と実力がつき、周囲から信頼が得られる。
の名言・格言
管理野球とか、組織野球とか、わしは考えとうもない。どこが近代調なのか知らんが、選手がチームワークなんてものをいちいち考えとったら、野球なんぞできん。そんなことは上の人が考えればいいことで、わしら選手はそれぞれの持ち場の責任を全うすることが仕事やし、第一だ。
の名言・格言
僕は中国に進出した日本企業に重要なことはふたつあると思っています。ひとつは、現地の人間にどれだけ責任と権限を与えられるか。もうひとつは、チームワークの精神を維持しつつも、成果への対価をどう与えていくか。このふたつを、中国人たちのアイデンティティーや価値観に合う形で解決できるかどうかがカギでしょう。
の名言・格言
私自身は、スタープレーヤーをつくってはいけないと肝に銘じていました。確かに運動能力や技術面で優れたプレーヤーはいるでしょう。指導者がその選手ばかり頼りにするようになると、特定の選手が目立つから、結果としてスターが出来上がってしまう。一人のスターに頼りすぎた集団は、いざという時に踏ん張りが利かず、真の意味でのチームワークも発揮できません。いたずらにスタープレーヤーを作り上げてしまうのは、指導者の責任なのではないでしょうか。
の名言・格言
僕たちも昔はストライキをやったことがある。が、そのときは第三者が聞いても納得のできる、はっきりした理屈の上で行動した。諸君も、もし諸君のやっていることに責任と確信が持てるなら大いにやりたまえ。だが、信念があやふやだったら、この際いさぎよくやめることだ。自分たちのやっていることが正しいかどうかの判断は諸君みずからが下すべきだ。やるなら青年らしく堂々とやれ。女の腐ったようなことは絶対にやってはいかん。 【覚書き|学生がストライキを起こしたときに言った言葉】
の名言・格言
失敗を他人事だととらえて責任転嫁している限り、深い分析はできません。多少は生意気でも構わないので、自分の信念を強く持って、ベストを尽くすことが、成功につながるのだと思います。どうせ負けるだろうと途中で投げ出すから失敗になるのであり、諦めずにやりきれば、問題は必ず突破できるのです。
の名言・格言
子供を持つ親や教育機関は、本気で子供の幸せを願うならば、考え方を改めなければいけない。自分の意思をしっかり持てるように育てなければ、その子の幸せにならないと思う。いい大学を出ながら挫折している人間をいやというほど見てきている。君たちに今夢がないのは親の責任である。親に夢がないから子供にも夢がないのだ。親が偏差値でしか物事を考えないから、子供が偏差値でしか物事を考えられなくなるのだ。子供は親を見て育つ。
の名言・格言
副社長時代は「常に下方修正のコマツ」だったわけです。屈辱を味わいました。私は絶対に下方修正はしたくありませんでした。対外公表値は社長が自分の責任で決める数値です。部下が集計した結果を見て「ああこういう数字か」と確認して、そのまま公表する会社もある。でも、私は自分で数値を理解して、この辺りまでだったら多少リスクが出たとしても大丈夫だなということを織り込みながら数値目標を公開するようにしています。
の名言・格言
人生はニアミスの連続だと言ってもいい。我々が幸運とみなしていることは実は単なる幸運ではないのだ。幸運とはチャンスを逃さず、自分の将来に責任を持つことに他ならない。他の人たちには見えないことに目を凝らし、誰が何と言おうと自分の夢を追い続けることなのである。
の名言・格言
リーダーとしての責任を果たすためには、多少の遠回りは覚悟の上で、自分の頭で考えられる部下を育てなければいけない。あいつらに任せるより自分でやったほうが早いと短気を起こすと、結局は忙しくなって自分の首を絞めることにもなる。
の名言・格言
上司から部下へ、そしてそのまた下の人へと権限が移譲され、それぞれの人が自分の持ち場に適した能力を発揮することで、企業の組織力が生きてきます。トップはそのための交通整理をすればよいのです。もちろん、権限は部下に委譲しても、責任は常にトップにあります。「君に任せるけど、あとは知らんよ」では、部下が怖気づきます。反対に「後は引き受けるから、君の判断でやりたまえ」と言われれば、勇気百倍になります。またそのほうが、熱心に相談に来たり、経過報告に来る回数も多くなってきます。
の名言・格言
私はしばし呆然とし、次の瞬間、死を考えた。いっそ自分も立て坑に飛び込んでしまおう。その方がどんなに楽かもしれない。が、また次の瞬間、それでは責任者として卑怯者になると考えた。なによりもまず、遺族の方々に対する責任と、会社に対する責任を取らねばならない。そう思ったら勇気が出てきた。 【覚書き:福岡三菱新入炭坑に配属されたとき、大爆発事故が発生。責任者として事に当たる決意をした時を振り返っての言葉】
の名言・格言
中小企業の社長の中には、企業は人で決まるという「人」とは「従業員である」と信じ込んでいる人がとても多い。こうした間違った思い込みは社長の責任をあいまいにし、教育費の無駄遣いを発生させます。企業は人で決まるという教訓の人とは、まぎれもなく社長その人になります。従業員100人以下の会社では業績の96から98%が社長一人の戦略実力で決まるのです。企業は人で決まるという人とは、つまりあなた自身になるのです。
の名言・格言
私の頭の中にある経営者像は単純なものです。企業の過去も未来もあるがままに引き受ける人間のことです。経営者たるもの「着任前の状態があまりにもひどかったので、もう一時しのぎをする以外打つ手がなかった」などと言うことは許されません。プランを定めた以上、私はリスクをまるごと引き受けたのであり、つまりはすべての責任を負ったのです。
の名言・格言
危機下の状況では、情報の出所を一つにする必要があります。誰が話をするのか、それはもちろんトップです。まずは現状について、それから今どんな計画を立てて、何をしようとしているかについてトップが話をする必要があるのです。それがトップの責任なのです。これは、危機下の状況にある企業が失われた信頼を取り戻すためのひとつの方法でもあります。
の名言・格言
社長が責任をもって担当すべき役目を正しく認識すること。次に、その役目の内容を高めるためにいろんな研究をして実力を高めること。何よりも社長の実力をつけることです。従業員の実力を問題にするのはそのあとでいいのです。
の名言・格言
これまで自分の会社の中に居る限られた経験の人材から無理に新しい事業の責任者を出すことはないのです。社内から登用しても経験のないその人は世間の荒波で失敗して、本人討死、事業瀕死、投資霧消、社長の面目失墜となります。この変化のスピードが速く、一方で高度技術が要求されるビジネス社会では、必要なときに適切な人材を雇用できる仕組みを作っておくべきです。
の名言・格言
少数精鋭なら、その人間たちに相当のことを任すことができるし、また、任せなくちゃこんな仕事はできません。任されるほうにも責任が生まれるし、やりがいも出てくるだろうし。自分のことは自分でやるのが基本ですけど、他人に任せっるということもできなくちゃだめですね。その両方がないと。 【覚書き|ブラジルでの農業経営について語った言葉】
の名言・格言
多くの人が上司というものを勘違いしていると思うのですが、「上司は部下の上に立つ」のではない。「相互依存」の関係なのです。もちろん、最後に責任をとるのは上司ですが、部下に相談相手になってもらうことも、成果を出すためには必要です。一人ではなく、チームだからこそ、大きな力を発揮することができるのです。
の名言・格言
お前たちが争いを起こすことがあれば、その場で軍服を脱がせるぞ。 【覚書き|ガダルカナル攻防戦の司令官に抜擢された時の言葉。当時ガダルカナルでの日本軍との戦闘は膠着していた。さらにアメリカ陸海軍の仲が悪く、失敗を擦り付け合うような状態になっていた。ハルゼーは陸軍海軍の責任者を呼び、上記の言葉を発した】
の名言・格言
部下の行為の行為について喜んで責任を分かつ。戦場で死んだ幾千の日本軍将兵の仲間入りをしたい。 【覚書き:戦後のGHQの裁判法廷での発言。】
の名言・格言
平素極めて知恵に富み、しかも豪勇であると言われている人でも、いざ戦陣に臨み、重責の職に就いたため、責任の重さから心がくらみ、気が惑い、せっかくのその資質を発揮できぬという実例が多い。
の名言・格言
我々の軍人のほとんどはナポレオンではなく、平凡人に過ぎない。平凡人であるがために責任の重さに打ちひしがれるという大弱点を持つ。
の名言・格言
いったん約束を結んだことの責任は重いと存じます。日本国中の半分を賜るとしても、気持ちを変えることはできません。 【覚書き:徳川家康にスカウトされ、信濃一国を与えるので部下になれと言われた時の言葉。】
の名言・格言
(日本では)現金が潤沢な企業、複合企業、成熟産業で安定的な収益を上げている大企業に注目している。日本市場での調査対象は4000社だ。経営者には時間を与え必要なら協力する。責任はとってもらうが、実績を上げれば見返りを与える
の名言・格言
株式投資ならば相手は不特定多数だし、一人で勝負ができる。思惑が成功しても失敗しても自分の責任の範囲だ。それにいくら儲けようと誰にも恨まれることはない。
の名言・格言
儲けたときも損をしたときもすべては自分の責任下で行うべきものです。いろいろな人の意見を聞いたり読んだりするのも大事だと思いますが、最後は自分自身で決めて売り買いをするわけですので、どういう結果であれ、それは自分の責任です。
の名言・格言
「天は自らを助くるものを助く」他人に頼らず、独立独行で奮闘努力する者を、天は助けて幸運をもたらすという意味ですが、若い時から私はこの言葉が好きで、座右の銘としてきました。大学卒業以来、金融畑一筋に歩み続けて40有余年を経ましたが、私がビジネスマンとして常に守ってきたことは、人間の生き方も経済の原則も「自己責任」が重要だという点です。
の名言・格言
経済大国となった現在の日本で、日本的な特殊事情を強調することはとうてい許されないことであり、日本の国益にも反することになりかねない。ある程度の力を備えた日本の金融界はいまこそ国内の旧態依然たる金融風土を改革し、自己責任の原則、自由企業の原則を確立しなくてはならない。日本経済の中核的分野である金融界は率先垂範しなくてはいけないだろう。
の名言・格言
みなさんなしでは、変化は実現しない。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分だけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。
の名言・格言
弟のマイケルが言うように、私が幸運だったことは間違いない。しかし、私の成功は能力と幸運のたまものであると同時に、忍耐と努力の結果でもあるのだ。どんなことにも意欲的に取り組んだ。自分に責任を持ち、どんな人からも学ぼうとした。チャンスは絶対に逃さず、一歩一歩着実に成功への道を切り開いてきたのだ。
の名言・格言
組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、すべてエグゼクティブである。組織の活動や業績とは、企業の場合新製品を出すことであり、市場で大きなシェアを獲得することである。病院の場合は、患者に優れた医療サービスを提供することである。組織のそのような能力に実質的な影響を及ぼすために、知識労働者は意思決定をしなければならない。命令に従って行動すればよいというわけにはいかない。自らの貢献について責任を負わなければならない。
の名言・格言
個人のソフトパワーが非常に重要になってきます。国や企業のソフトパワーと言っても、結局は個人のソフトパワーに依存するわけですから、個人がいかに自分の資質、能力、人格を高めていくか、いかに自分で選択して、自己責任を全うしていくかが求められます。
の名言・格言
人間というものは、いつ、どういう仕事にぶつかるかもしれないものである。そのときに、その仕事を責任を持ってやれるだけの準備を平生しておくのは大事な心がけだと考える。それがいわゆる勉強であり修養である。
の名言・格言
いろいろ考えたのですが、「自己責任」に相当する英語はないんじゃないかと思うんです。レスポンサビリティというのもちょっと違うように思います。あるとすればセルフ・リスペクトあるいは、セルフ・リライアンスでしょうか。自己依存、他の人に頼らない、頼れるのは自分だけと言う意味です。このセルフ・リライアンスの精神の持ち主だけが、マーケットエコノミーのプレーヤーになれるわけです。
の名言・格言
YKKでは単に役員会の多数決で物事を決めるというやり方は採用していない。会議の多数決で決めると、ややもすると誰もが責任があるような、ないような状況の下で、安易に決められてしまうことが多い。全員の意見が一致した時には、実はその事業をはじめるのは遅いことが多い。
の名言・格言
企業の合併には綿密な現状分析と周到な準備、そして確固たる将来の見通しに立脚した経営責任を負う者の勇断が不可欠だ。【覚書き|日商と岩井の合併について振り返った時の発言。商社間の合併は企業文化や制度が違うため難航した】
の名言・格言
日本は国家という形は立派にあるけれど、国家としてのアイデンティティがない。日本という国に対する心がぜんぜんない。企業も、世界に冠たる大企業であっても、CSR(企業の社会的責任)をどこかに置き忘れている企業が多い。企業に心が求められていると思うんです。
の名言・格言
企業の全責任はあくまでも社長の双肩にあり、社長が思い切って手腕を発揮できるように、会長や相談役は意見を具申しても絶対に命令すべきではない。【覚書き:会長に就任した時の発言。どのような会長を目指すか表明した言葉であり会長観でもある】
の名言・格言
事業に課せられた思い社会の負託に答えるためには、企業としては、常に長期的見通しの上に立って、効率経営に努め、直接的にも間接的にも生活福祉の向上に積極的に参加することである。すなわち企業の社会的責任を果たすことである。
の名言・格言
私は出世なんてことを考える必要がなかった。功が誰に帰しようが、失敗をこちらでかぶろうが、どちらでもかまわない。【覚書き:上記発言は自身の上司論について語った言葉。功は部下に与え、責任は自分が取るという心構えを語った言葉】
の名言・格言
自由競争と自己責任主義こそ今の日本の経済力の源泉だ。ルールと節度を守って自由競争し、勝ち負けの結果には経営者としての責任をとる。ところが、その自己責任と競争原理が忘れられかけている。【覚書き:上記発言は日経連名誉会長のときの発言】
の名言・格言
普通、オーナーはいいなと思われるが、本当はつらい。従業員、株主、お客さんに対して無限責任を負っているから。 【覚書き:上記発言は父から受け継いだ会社をスポーツ用品のトップメーカーに成長させた経験を振り返っての発言。発言時期は会長時。法的にはオーナーが出資額以上の責任(無限責任)を負うことはない。しかし道義上どこまでも責任を負っていると忘れてはいけないという経営者の覚悟を語った言葉】
の名言・格言
どんな業界にあってもトップ企業は、リーダーとしての責任を負うべきだ。【覚書き:(社)日本ボディファッション協会を立ち上げた時の発言】
の名言・格言
人のためになることであって、なおかつ自分のためになることをやっていかなければ、企業は成立しない。自らの繁栄を求めながら、真の社会的責任を果たす企業を目指せ。【覚書き:利他と利己のバランスをうまく取りながら、なおかつ社会に貢献する企業活動をせよという趣旨の発言】
の名言・格言
自分のお金で会社を経営して、100%自分でリスクをとってきたので、責任が自分以外の人間にあるとか、他の要因にあると思った瞬間、僕は自分に負けるような気になるんです。言い訳をせずに全部自分に責任があると割り切った方が気持ちがいいんです。だいいち、失敗を直視し、かつ客観的に原因を分析してこなければ、生き延びてこられなかったでしょう。
の名言・格言
規制機関は昔はきわめて慎重だったでしょう。独占ということは失敗が許されないわけだから、入れるにあたっては、本当に石橋を叩いて渡らなければいけなかったんです。そういう時代背景もあります。規制機関は、だめでも自分たちの責任にならないからいい。だけど、いまは競争でしょう?出してダメならつぶれるだけ。業者が勝手にやって、利用者からウケなければなくなるだけ。選別要素が利用者側にできてしまった。自由に発想できるようになったと言えます。
の名言・格言
失敗の解決策を上司に一緒に考えてもらうだけでは、ただの負け犬です。自分のミスは自分の責任で修復させる努力をして、勝ち組に入る努力をすべきです。私の場合120億円の損失でしたから、社長のところに出向いて「責任を取って身を引かせていただきます」といいました。そうしたら「何を言っているんだ。できるだけ早く修復することで責任をとれ」と言われました。失敗の当事者が修復の責任を持てということです。2年かかりましたが失敗したシステムを拡大修復して、現在の定期航路部門のシステムの基本となりました。
の名言・格言
何事につけ果敢にチャレンジすべきであり、もし失敗に気付けばすぐに失敗を認め、責任は回避しないでできるだけ多くの人から修復の知恵を借りることが必要です。当然、これは職責によって違います。課員が失敗しても、課長レベルだけで修復できることは山ほどあります。同じように課長レベルで取り返しがつかなくても、部長や取締役など、職責が上がれば比較的容易に修正できることもあります。自ら最善の努力をすると同時に、まず上司に事実を知ってもらって修正法を一緒に考えてもらうのです。
の名言・格言
企業が健全な利益を生むためには、顧客・従業員・社会・そして株主に対する責任を果たしていく必要があり、そのことがひいては、長期的な株主の利益を実現することになる。それが、ステークホルダーズ・マネジメント(利害関係者経営)に徹するということだと思います。
の名言・格言
戦後日本の社会システムのもとで、サラリーマンは会社の成長とともに自分も大きくなったような幻想を抱きました。しかし実態はというと、成長がストップしたとたん会社は個人を切り捨てはじめた。組織が主で、個人が従という会社全体のシステムのもと、組織に裏切られ、個人が責任を取らされるケースまで生じています。組織に従属した個人というのがいかにないがしろされているか。彼らの気持ち、彼らの家族の気持ちを考えると、正直言ってたまらない気持になる。
の名言・格言
僕は日本語の自己責任と言う言葉は曖昧で好きではありません。日本語の自己責任は何か事が起こった場合、その責任を自分で取るという狭い意味になってしまっています。マーケットエコノミーでいう自己責任は、日本語の自己責任と言う言葉では十分に言い表せないと思います。
の名言・格言
マーケットエコノミーはすべて民が主導し、マーケットがすべてを決めていきます。したがってマーケットエコノミーには、どうしても次の二つのことが必要です。ひとつは自由競争です。競争がフェアで、ちゃんとした情報がディスクローズ(公開)されていて、誰もが同じような情報を手に入れることができて、はじめて自由な競争ができるということです。もうひとつは自己責任です。競争に勝っても負けてもその責任は個々の人にあることを知らなければならない。
の名言・格言
失業者が出た場合、それを救済する責任は、むろん政府にありますが、IT時代においては民間が新しい産業を興し、つまりベンチャーですね。それによって新しい雇用を確保するべきだし失業者も自らのスキルを高めて、新しい労働市場に能力をかわれるようにしなければいけない。これがマーケットエコノミーであり、自己責任の原則です。
の名言・格言
この自己責任と言うことは大変重要な問題です。たとえば、アメリカでは学生が学校を卒業して、どこかの企業に入った場合、マーケットエコノミーを意識させられる。マーケットエコノミー、市場経済と言うのは、マーケットがすべてを決めるエコノミーです。現在の日本経済は官主導の経済と言って、多くを国や官僚が決めていく経済です。民間の力で経済を再生しようとするのではなく、国家が予算を付けて経済再生をはかる戦後の経済復興と同じやり方です。
の名言・格言
アメリカはまったく逆で、個人が個人の責任において何かをする。だから、ビジネスの場合では、個人が大きな仕事をゲットしてくれば、それに見合うような大きな報酬がある。そこに日本とアメリカのはっきりとした違いがあります。
の名言・格言
父は「お前が全部の責任をもってするならええけども、それやったらわしはもう引退する。だからお金の調達からすべて自分の責任のもとにやるんやったら致し方ない」と決断してくれました。それで私は40歳の時に銀行に3000万円借金して300坪の店舗を建てたんです。
の名言・格言
経営ポリシーとか経営戦略はトップが作るものだし、それはトップダウンで現場に下していくべきものです。仮にも間違っていたら集団を誤って導くことになりますから、その責任もまたトップが取らなければいけない。キヤノンの経営計画はもちろんディスカッションを重ねてリファインしながら作りますが、コアとなる考え方は自分で責任を持って作ります。
の名言・格言
かつての売り手市場の時代であれば、ソニーの盛田さんが言う「おみこし経営」でよかった。しかし、いまはそういう状態ではない。これだけ変化対応を考えていかなければいけない時代には、トップダウンでないと物事を迅速に変えられないからです。ですから、企業が上手くいかないのはトップの責任であると考えています。
の名言・格言
現在日本は第二の敗戦を迎えたといわれていますが、それならば経営者が本当にその責任をとったらいいのではないか。戦後、公職追放と言う形で多くの経営者がパージ(追放)を受けました。それによって経営陣が若返り、30代、40代の経営者が生まれて戦後の経済を支えていったのです。第二の公職追放をとまでは言いませんが、自ら取るべき責任をうやむやにしたまま、新しい経営体制を築くことには無理がある。
の名言・格言
バブルの影響で消費が落ち込みましたが、それは経営者の責任で社員には責任はない。それなのにその反省はまるでされていません。逆に言えば経営者に責任を取るつもりがないからバブルになってしまったのです。経営者がもっと侍的な精神を持っていたら、自ら腹を切っているはずです。土光敏夫さんや石坂泰三さんの世代にはまだそうした責任感があったように思います。
の名言・格言
いまの時代、企業はどのように情報を収集し、どう発信するかをきちんとコントロールする必要があります。だからこそ、トップが責任を持って決意を示し、その活用についてトップが旗を振らなければいけない。組織内で情報の温度差が生まれることは絶対に避けなければいけない。そのためにもITに関する基本的な考え方やコアの部分について責任を持って進める必要があると思う。
の名言・格言
民になるということはすべてが自己責任になるということです。旧国鉄時代のように親方日の丸は許されないわけで、完全民営化と引き換えに重い責任が課せられたわけです。当然、一つ一つのビジネスにしろプロジェクトにしろオウン・リスク(自分のリスク)で進めなければいけない。リスクをどうとるか、失敗を恐れないでチャレンジする意識をどう身につけるか、それとともに収益を上げられる仕組みをつくらなければいけないわけです。