過去の名言から知り、今の生活に生かす

kakoshiru

「社長」に関する名言

成田和幸

の名言・格言

人生の夢と目標は自分しか考える人はいません。同じように会社の夢と目標は社長が骨子を作らなくてはなりません。

出雲充

の名言・格言

自分より優秀な人を惹きつけ、仲間にするには、どうしたら良いのか。私が気をつけたことはたったひとつだけです。それは、相手によって発言のスタンスを変えないこと。相手が私より優秀な人だろうが、ご支援いただいている大企業の社長だろうが、3歳の子供だろうが、「ミドリムシで地球を救うことができる」と言い切るのです。普通は、相手が偉い人だと、ちょっと発言を後退させてしまうでしょう。「ミドリムシで地球を救えるかもしれません」とか、「こうなったら地球を救えます」と条件をつけたりしてしまいがちなものです。でも、それでは迫力が出ないのです。私は、相手が総理大臣だろうと、米国大統領だろうと、「ミドリムシで地球を救うことができる」と言います。誰にでも一貫して同じことを言う。そして、「あなたが協力してくれれば、もっと早く地球を救えます」と言う。仲間を集めるために私がしてきたことは、それだけです。

松井道夫

の名言・格言

学生や卒業したてで起業したいなどという人には、クソして寝てろと言いたいです。(覚書き|学校卒業後すぐ起業することを戒めた言葉。社会的な慣例や常識、人づきあいや働き方を学んでから起業せよという激励。卒業直後に起業するインターネットベンチャー社長に数多く会って、経営手法や考え方に危うさを感じた経験から出た言葉かもしれません)

平野岳史

の名言・格言

僕の場合、自分の中でできることを見つけて、本当に身近なところから手をかけていっただけ。最初は生きていくために始めた事業が、やっと食えるようになり、徐々に形になっていった。そういう変化の中で自分の考え方も変わっていき、そんな社長を見て周りの人もついてくる。自分を支えてくれるいい仲間に恵まれたことも大きかったですね。そうやって上を目指せるようになっていくということが、僕はすごく大事だと思うんです。

志太勤

の名言・格言

早く日本に帰ってカフェテリア方式を実験し、実現させたい。帰りの飛行機の中で、足をバタバタさせたほどだった。 【覚書き|上記はたまたま参加した米国視察旅行で全米2位の給食会社副社長のM・ケネリー氏からカフェテリア方式を紹介されたときを振り返っての発言。志太氏は父から受け継いだ会社を経営するのにいまいちやる気が出なかったがケネリー氏との出会いがきっかけで火が付いたと語った】

朝倉智也

の名言・格言

社長の責務を全うしていくには、ストレスフリーの時間、空間を持つことが大切です。私の場合、それは週に数回の水泳でした。

中村充孝(経営者)

の名言・格言

社員が前向きになり、社員にいい仕事をしてもらう環境を一生懸命作ることこそが、社長である自分の役割。

菊地哲(経営者)

の名言・格言

社長やマネジメント職は、失敗の芽を早く摘むことが大事です。私の経験からすれば10回挑戦すると3回は失敗します。投資するときは6勝4敗でOKです。ただし失敗したときに、即時撤退を上司が決断することが条件です。

鎌田和彦

の名言・格言

社長に元気がないと社員の士気も高まらないから、なかば役割意識でやる気を高めているという面は、確かにあります。

堀場雅夫

の名言・格言

社長は40代で就任して50歳になったら引退。役員も60歳で定年するのが理想。そうしたら会社、ひいては日本は本当に元気になる。

樋口泰行

の名言・格言

社長は廊下を歩くとき、下を向いていてはいけません。背筋をぴんと伸ばして、社員の目を見て、「がんばってるか」と声をかけ、皆に元気を与えなければいけない。

樋口泰行

の名言・格言

社長が暗い顔をしているようでは、社員のモチベーションは高められない。元気を演じられるのもリーダーの資質。

本庄八郎

の名言・格言

自分が元気なうちに後継者を育てて、社長を譲らなければいけない。

坂本孝

の名言・格言

人は誰でも「俺が、俺が」になりがち。人より余計にお金が欲しいし、いい服を着ていい車に乗りたい。だけど、社長業には「周りの人を第一に考えなきゃいけない」という鉄則があります。そこに気付いて、「ああ、そうだよな。運命共同体の社員も自分と一緒に満足して幸せにならなきゃいけない」と思えるかどうかが肝要なんです。

佐々木常夫

の名言・格言

私の知人に、サラリーマン人生の約半分を本社からの出向で子会社を渡り歩いていた人がいます。そこの本社の社長が後継者探しをしていたとき、これはと思う人材が本社の中で見つからなかった。それでふと子会社に目を向けたところ、面白いやつがいると目に留まった。これまでの経歴と実績を調べたところ、行った先々で優れた経営手腕を発揮していることが分かった彼は定年寸前に本社に戻されて、2年後に社長になりました。まさに真摯に努力をしていると運命は変わるという好例です。

片田哲也

の名言・格言

金融再生委員会委員や、経団連の金融制度委員長を務めているせいか、以前から金融問題に関心が強かったのかと聞かれますが、実際は違います。コマツの副社長時代に経団連で経済法規や税制問題を担当したのと並行して、旧大蔵省の証券取引審議会や、金融制度調査会に関わることになり、これも運命ならば、徹底的に勉強して産業界の立場で国ために発言していこうと思った結果なのです。

石塚粂蔵

の名言・格言

よく人生観とか人生哲学とかいう言葉を耳にする。だが、学校を出てそのまま会社に入り、会社そのものには紆余曲折はあっても、私自身は一本調子でやってきて、やがて社長になり会長になった。したがって私には、これといった人生観も人生哲学もないし、また語る資格もないようだ。しいていえば、人の世のことはすべてこれ「運命」であり「縁」であって、私はただそれに従ってきたまでの話である。

平野岳史

の名言・格言

会社の規模によってマネジメントの仕方は変わる。社員が10人以下の場合、野球でいえば経営者がエースで4番でやっているのが一番会社として効率がいいと思うんです。一人で打って守る。社長の言うことを忠実にこなしてくれる社員と、自分が思う存分仕事ができるような体制作りが業績にもつながると思うんです。もうちょっと会社が大きくなって社員が50人くらいになると、いくら経営者が自分でやりやすいようにやったところで、自分一人では限界があります。社員全員のモチベーションを上げて頑張ってもらわないと、会社は大きくならないと思います。

中村邦夫

の名言・格言

手前味噌で恐縮だが、私は社長就任以来、組織開発、人材育成に力を入れてきました。ここで大切なのは大胆な権限移譲。以前は社長の決裁が必要だったものを各事業のトップに任せるのはもちろんのこと、現場のことはその担当者の判断に委ねるようにしました。その結果、若手社員は明らかに変わってきて、若い技術者は、かつては上司からの指示待ち組が多かったが今では自ら発想して行動するケースが増えているのです。

安達稔

の名言・格言

企業は人材教育の場であるとは松下幸之助の言葉ですが、実際どの会社も社員教育をきちんと行っていましたし、それが日本企業の素晴らしい特徴でありました。しかし、たとえばいま、目の前で女子社員が電話の対応をしていたとします。「社長はいつお帰りになりますか」「わかりません」こんな中途半端な返事をしていたら、後ろで見ている上司が「わかりませんなどと言う返事の仕方があるか」と叱って教育するものでしょう。ところがそういう管理職がほとんどいない。数字を上げることばかりを考え、周囲を見なくなるんですね。

橋本真由美

の名言・格言

人材育成こそが社長の私に課せられた最大の使命です。

町田勝彦

の名言・格言

企業は組織の力で動く。つまり利益を上げるには、組織を構成する社員をいかに育てるかに尽きる。社長一人では何もできない。それが、リストラをせずに終身雇用を守る企業理念にもつながっている。

出井伸之

の名言・格言

イギリスが英連邦で一番栄えた時期に、東インド会社は若い人を世界中に派遣して商売をやらせました。これが最高のマネジメントスクールだと私は思います。うちの30代の社員も、アルゼンチンで社長をしたり、ロシアで一生懸命やって返ってくると見違えるほどたくましくなる。

石渡美奈

の名言・格言

課題はたくさんありました。しかし、社長を辞めたいと思ったことは一度もありません。それは、ホッピーと生きることを、自分で決断したから。

大崎洋(大﨑洋)

の名言・格言

部下に対してジェラシーみたいなものは、持ったらいかんと思います。たとえば優秀な部下と一緒にテレビ局に挨拶などに行って、相手があんまり部下のことばっかり褒めると、「社長の俺はどうなん?」とチラッと思うじゃないですか。でもそんなとき、「本当に立派な部下が育ってくれて嬉しい」と素直に思えなかったら、下の人間の足を引っ張るような上司になってしまう。これは、個人としても組織としても不幸なことだと思います。

原孝(経営者)

の名言・格言

「ご縁があって、おかげさまで、いたみいります」。この言葉は、社長就任時に経営の大先輩から頂戴したこの言葉です。これは商いの三原則ともいえるもので、会社も個人も人というのは全てが周りの人との「ご縁」でここまで来ている。そして、上に立った時こそ周囲の方々に対して「お陰様」という気持ちを忘れず、そういうことに感謝して「いたみいれ」。これを肝に銘じよと言われました。

豊田佐吉

の名言・格言

石田、君は商人だぞ。商人なら金を儲けてくれ。儲けたら俺たちに回してくれ。そうしてこそ、はじめて研究ができるんだ。だいたい、世間の奴は研究家の実情を知らんな。 【覚書き|石田とはのちにトヨタ自動車の社長となる石田退三氏のこと。このとき石田氏は服部商店で繊維貿易の仕事をしていた】

齋藤宏

の名言・格言

一人で全てを兼ね備えることができなければ、チームで揃えろと言います。相手企業の社長が何に悩んでいるのか、それに対する金融技術をオーソドックスなものから新しいものまであてはめていく。マーケットを見て、タイムリーに提案していくことが大切だと思います。

齋藤宏

の名言・格言

ソリューション営業(問題解決型営業)について、僕は相手の企業価値を高める提案をしろと言っています。そのためには、相手の会社の社長と同じに考えなければいけないし、その業界の知識も広く持たなければいけない。金融技術の知識、マーケットの知識、業界見通しの知識が必要となる。それから感性も求められる。

太田彩子

の名言・格言

業績のいい会社の社長ほど朝が早いという通説がありますが、私も同感です。始業時間前に訪問したところ、受付や警備の方が不在で、社長や役員の方が直接対応してくださったという経験を何度もしています。

森田勉(経営者)

の名言・格言

せっかく社長や偉い人と会えたっていうのに、「見積もりはあとからお持ちします」なんて言う人がいるけど、それじゃ仕事にならんでしょ。合いみつ(合い見積もり)かけられちゃうじゃない。社長と会ったら、その場で即決してプレゼンですよ。そこで決めなきゃダメなんです。女性を口説く時と同じですよ。ホテルの前まで行って、「あ、ごめん、今日はちょっとダメなんだ」と言われて翌日電話して「昨日はダメって言ったけど今日はいい?」なんて言ったら「ふざけないで!」って怒鳴られるでしょ?それと同じです。

岩田松雄

の名言・格言

日産では自動車のセールスもやりました。ちなみに当時、新車1台を売った報奨金が1500円。私は報奨金狙いではなく、販売記録をつくって社長賞を獲得すると決め、飛び込み訪問、チラシの投げ込み、何でもやりました。まず目標を定め、実績を出すために必要な戦略を考える。そして、決めたことを一所懸命とことんやる。結果、断トツの結果を出し社長賞を獲得しました。

ディビッド・ユーゼ

の名言・格言

私が社長に就任してから営業活動に「サイエンス・オブ・セールス」という考え方を採り入れました。科学の世界では、綿密な計画に基づいて実験を繰り返すことで、より大きな成果が生まれます。このプロセスを営業に採り入れたのが、サイエンス・オブ・セールスです。具体的には、精緻なアカウント・プランに基づいて営業活動を展開しながら、新しいことにチャレンジすることです。

神田昌典

の名言・格言

「真面目に働く」というのと、「儲かる」ことは、相関関係は無い。残念なことではあるが、真面目にやっても潰れることがある。社長が真剣に社会に貢献しようと頑張っていても、社員が夜中まで血のにじむような努力をしていても、容赦ない。最高にいいやつでもガンになってしまうのと同じように、真面目で、誠実な会社でも潰れる。これが現実である。

宮坂学

の名言・格言

社長業は部下からたびたび判断を求められます。サッカーでは、自分たちから動くのではなく、相手の動きに合わせて対応するプレースタイルを「リアクションサッカー」といいますが、そんな状況でした。組織のペースにあわせていると、それだけで一週間が埋まってしまう。これでは社長として生み出せる付加価値が少なすぎると思い、最近ではこちらから動いて予定を組むようにしています。自分がボールを持っている時間をつくるように意識しないと、「考える時間」は確保できません。

原田泳幸

の名言・格言

時間管理は手帳の使い方よりも、無駄な予定を入れないことにつきます。とくに、当社は午後6時以降残業は禁止。社長も例外ではないので、余計なことをやっている暇はありません。たとえば、何の準備もできていないのにとりあえず集まることが目的となっている定例ミーティングや、すでに決まっていることを確認するような会議。こういう予定は絶対に入れないようにしています。

原田泳幸

の名言・格言

私は決して「プロ経営者」ではありません。「一番熱心な雇われ社長」です。熱心であることは自信を持っていえます。

細谷英二

の名言・格言

りそな再生が軌道に乗り始めた社長就任3年目ころから経営人材の育成に力を入れ始めました。1人の経営トップではなく、経営トップのグループにきちんとした人材を選び、チームワークで改革を進める組織づくりが狙いです。

柳弘之

の名言・格言

私自身も海外経験が長く、日本的な「あうんの呼吸」が通用しない職場で、外国人の部下に自分の考えをどう説明するか知恵を絞ってきました。例えば、フランス現地法人の社長時代には、個人主義の意識が強い現地社員にチームワークの大切さを説明するために、サッカーを引き合いに出しました。サッカーで得点を求められるフォワードは、会社の営業チームや生産現場に当たります。だから、彼らには実績を上げるように求めました。また、サッカーでフォワードにいいパスを出すのが中盤の選手ですが、会社では生産管理担当者や技術者がその役割を担います。そして、財務・法務部門などはディフェンダーで、会社の守りをしっかり固めてくれと説明しました。

木村惠司(木村恵司)

の名言・格言

チームワークを大切にして総力戦で取り組まなければ、真の力は発揮できません。私はいわゆるワンマン社長というのがあまり好きではありません。トップダウンとボトムアップを上手く融合した意思決定のあり方が望ましいと考えています。

福井威夫

の名言・格言

「なぜ、この時期に社長を辞めるのですか」と聞かれることがあります。会社を立て直すのがあなたの役目じゃないかというのです。しかし、新しい執行部は、この厳しい時期を乗り切ることでチームワークを固めるでしょう。私が陣頭指揮をとりつづけても危機突破はできるでしょうが、その後の成長を考えると若いメンバーに託したほうがいいのは明らかです。だから、あえてこの時期に社長交代に踏み切りました。 【覚書き|リーマンショック後に社長を辞任し、相談役に退いたことについて語った言葉】

鬼塚喜八郎

の名言・格言

私がスポーツシューズのメーカーを起こしたのは、青少年の育成に役立つ仕事がしたいと思ったからです。 終戦後、戦友との約束で面倒を見ることになった老夫婦の養子になり、神戸でサラリーマン生活に入ったものの、私利私欲に走る社長に我慢ならず、辞表を叩きつけてしまった。この先どうするか。教育委員会で働く知人に相談すると「それなら運動靴を作れ」とアドバイスしてくれた。スポーツマンはルールを守り、礼を重んじ、ベストを尽くして戦い、チームワークに徹し、目標達成に向けて自己啓発に努める。スポーツマンシップとは何かという彼の説明に感動した私は、残りの人生を懸けて、青少年のためにいいシューズを作ろうと決意したのです。

松坂晃太郎

の名言・格言

思いやりのある人材を一人でも多く増やし、全社でチームワークを高めていくのが、社長である私の役割。

大山梅雄

の名言・格言

出世しよう、重役になろう、社長になろう、金を儲けて家族を幸福にしよう。どんなことでもいいです。意欲を持ってやることです。同じ学歴、才能のある人間同士が同じような仕事をしていながら、最終的に差がついてしまうのは、意欲の持ち方の差である。

法華津孝太

の名言・格言

たとえ1%でも安く仕入れれば、それだけ会社が得をする。商売というものはそこまで厳しくやらなければいけないというのが、山地土佐太郎社長の信念であった。計算にうとく、子供のころからあまり苦労しないで育ってきた私には、山地さんのこの実地教育は大変薬になった。 【覚書き|外交官から民間の漁業会社に移った当時を振り返っての発言】

小川栄一

の名言・格言

運・鈍・根の信念を教えられた。以来、今日まで私は両人の悪口は一切言わないでいる。 【覚書き|日本曹達、ラサ工業の常務時代、両者の社長に大変苦しめられた経験について語った言葉。】

奥村綱雄

の名言・格言

心配してくれるのはありがたいが、たとえ扼殺(やくさつ)されても自分の信念は曲げられない。それに、よしんば私が倒れても、同じ志の者が続いていく。 【覚書き|43歳で社長に就任し、様々な改革を一気に進めたため、周囲から諌められたことに対する返答】

橋本真由美

の名言・格言

当社は現場の従業員が生きがいを持って働くことを大事にしています。いわば「現場が主役」の会社です。パートだった私がここまで来られたのも、そのことの現れのひとつでしょう。社長になったからといって、その信念に変わりはありません。これからも現場の目線を常に忘れず、経営に活かしていきたいと思います。

藤森義明

の名言・格言

コンフォタブル(快適)な状態になったら辞める。それがプロ経営者というもの。私はプロとしての信念とプライドで決めた。 【覚え書き:リクシル社長兼CEOから退いたときの発言】

永守重信

の名言・格言

私の教育は「叱って育てる」スタイルです。部下にメールを送るときも、褒めるよりも叱るケースが圧倒的に多いです。しかし、叱られるのは、その人が積極的にチャレンジしている証拠です。社内では「社長に叱られるほど偉い」というイメージが出来上がっています。

中井政嗣

の名言・格言

部下に対するときの私のスタイルは一貫しています。叱るときは部下の親か兄のつもりで叱ります。場合によっては「いいか、お前の親の代わりで言うぞ!」と前置きしてからカミナリを落とします。「こいつには何とかわかってほしい」「よくなってほしい」という肉親同様の気持ちがベースです。ですから、きつく言えば言うほど迫力が出ます。「ようやったな。できるやんか!」と褒めるときは「千房社長」という肩書で褒めるのです。これを逆さにしたら効果はありません。

中井政嗣

の名言・格言

肉親のような親身な思いからガツンとやられれば、叱られる方も、どこかで「ありがたいな」と感じるはずです。でも、上司という公的な立場から叱られれば、逃げ場がなく辛いばかりでしょう。逆に社長から褒められれば、こんなに嬉しいことはないのです。「叱るときは肉親のつもりで、褒めるときは肩書で」。私はこう肝に銘じています。

ハンス・アンダーソン

の名言・格言

何度も連続して大失敗をしたら、話は別かもしれませんが、1回の大失敗で責められることはありません。これはアーリン(創業者のアーリン・パーション)が社長だった時代、腕利きのバイヤーが仕入れたニットがまったく売れずに、多額の損失を出したことがありました。さすがにバイヤー本人はクビを覚悟していたのですが、アーリンから呼び出される気配はない。とことが、忘れたころに突然呼び出しがかかったそうです。アーリンは責めるわけでもなく「次のシーズンは何が来ると思う?」と尋ねたそうです。そして、ひと通り話したあと「あのニットが売れていたら、きっと大きな利益を生んだに違いない。私はそれを理解している」と言いました。

佐野浩司

の名言・格言

全社員は新年に書初めをして、それを目の届く自宅に飾っています。目標を意識づけるためです。したためる内容は、仕事だけでなく生き方の目標です。社長室にも全社員の書初めを飾っていますが、結果の追及はしません。会社全体ではなく、あくまでも個人の目標だからです。とはいえ、必要なときには、我が子を叱るように指導しています。

川又克二

の名言・格言

相手が信頼するに足れば、自らも信頼に値するものにならねばならぬとする努力。これが相互信頼の真髄である。 【覚書き:日産自動車社長時の発言。労組との交渉について語った時の言葉】

宗雪雅幸

の名言・格言

きちんと意見を相手に伝えるコミュニケーション能力というのは、企業でも個人でも非常に大事だと思います。社長になってから外国のお客さんに接することが多くなりました。私の英語は本当にひどいのですが、とにかくブロークンでもいいから自分で英語を話して一対一でコミュニケーションをとるように心がけています。

諸橋轍次

の名言・格言

【覚書き|息子でのちに三菱商事社長になった諸橋晋六氏が「自分の提案を上司が受け入れてくれない」と相談したときに語った言葉】

木戸利治

の名言・格言

社長の課題は社員に明るい大きな夢を持たせる仕事を作ること

渡邉美樹

の名言・格言

中学生の三年間は、死んだ母にもう一度会いたいという思いからクリスチャンになりました。でも、高校一年のとき、やはりクリスチャンよりも社長を選ぶことにしたんです。それからはブレませんでした。社長とは何ぞや。ということを自分なりに究めるための勉強を独学でしていきました。

柳井正

の名言・格言

組織を固定化したり、壁を作ったりするのが大企業病の典型。そうなると、上の人が現場に降りていかないため、意思疎通が図れないという問題も出てきます。あくまでも現場は宝なんです。だからわが社の場合、極端な話、店長の方が社長よりも偉くないといけない。店長を最終目標に位置づけ、店長という職に誇りを持ってもらいたいんです。

稲葉善治

の名言・格言

目標が定まったら、できるだけ早く目標に到達せよということです。研究開発のスピードは、遅れたら遅れた分だけ命取りになります。ファナックの研究所の玄関には「10倍速く回る時計」があります。商品化のタイミングや開発速度の重要性を研究者全員に意識させるため、創業者の名誉会長(工学博士 稲葉清右衛門)が社長時代に研究所にプレゼントしたものです。

坂根正弘

の名言・格言

副社長時代は「常に下方修正のコマツ」だったわけです。屈辱を味わいました。私は絶対に下方修正はしたくありませんでした。対外公表値は社長が自分の責任で決める数値です。部下が集計した結果を見て「ああこういう数字か」と確認して、そのまま公表する会社もある。でも、私は自分で数値を理解して、この辺りまでだったら多少リスクが出たとしても大丈夫だなということを織り込みながら数値目標を公開するようにしています。

坂根正弘

の名言・格言

社長にはいろいろなスタイルがあると思います。私がコマツアメリカで社長をしていた時は、アメリカ人とやり取りするうえでコミュニケーションが非常に大事でした。本当の問題点は何か、自信を持っていいのはどこかを極めて合理的に、全社員に説明するように努力しました。そうすると自分たちの進むべき方向がわかってきます。だから私は全社員、協力企業の皆さん、販売員の人、投資家に対してどういう方向をめざし、どんな数値目標を目指してやっていきたいかを説明してきました。

石川光久

の名言・格言

社長が夢を語って、みんなが同じ方向を向くだけでは、競争力は持てないんです。社長一人が夢を持ち続けるというんじゃ妄想だし、それはうぬぼれです。言ってみれば、スタッフが社長に夢を語らせてくれるというのが正しいんじゃないかな。うちみたいに集団作業で映画を作っているところは、どれだけ夢を持った個人が集まっているかなんです。ふつう会社に入ると、歯車になってしまって自分のやりたいことがどんどん縮小して夢もなくしてしまうけど、それじゃだめだね。

渡辺捷昭

の名言・格言

私は夢を持って仕事に取り組むよう社員にメッセージを伝えたいと思っています。社長としての夢は、たとえば走るほど空気がきれいになる車、あるいはドライバーも歩行者も傷つけない夢のような車を作ることです。より具体的に言えば、燃料電池車や、ITを駆使した安全装置を搭載した車を実用化する。

土光敏夫

の名言・格言

石川島播磨重工の社長のとき、こんなことがあった。ある部長がきて「部下に何回もアドバイスしても仕事が思うようにはかどらない」と、ほとほとまいっていた。そこで僕は言ったんです。それじゃ君、息子さんに下駄をそろえろと言って、三べん言ったらそろえるか?と。自分の子供が洟(はな)を垂らしていたら洟をかむまで、100ぺんでも200ぺんでも注意するだろう。ところが自分の肉親とは違うからといって、社員に三べんいってもやらんからと、放り投げるのはおかしいじゃないか。その社員が仕事をやるまで忠告しろ。

茂木克己

の名言・格言

私が「任せて任さず、和して同せず」を座右の銘にしているのは、会社というものが決して個人の力で動くものではなく、いろいろな人間がそれぞれの立場で考え、行動することによって成り立っていると信じているからです。社長一人がいくら頑張っても、人間の能力には限界がある。あれもこれもと自分で抱え込んでいたら、かえって組織が円滑に動かなくなる場合も多い。

町田勝彦

の名言・格言

はじめて「緊プロ(緊急プロジェクトチーム制度)」が組織されたのは1977年です。緊プロは社長直轄下で一年から二年をめどに活動させ、集中して独自商品技術の開発を行い、終了後は解散してメンバーは元の部署に戻ります。緊プロのメンバーに任命されると役員と同じ金色の社内章を胸につけることが許されます。役員と同じ権限を与えるという意味が込められています。

浅野秀則

の名言・格言

社員に社長の気持ちになれといっても、なかなかこれが通じない。ところが、一方で自分が報酬を払う立場になると、その気持ちがよくわかるわけですね。そういう意味で、フォーシーズに対するロイヤリティー意識も高まりました。教育の意味でもうまく行きました。【覚書|ピザーラにはピザーラ・サクセス・システム(PSS)という「社員が会社に勤めながら自分のフランチャイズ店を持つことができる制度」がある。上記はPSSがスタッフに及ぼした影響についての発言】

山路敬三

の名言・格言

私が社長らしくない社長になって、大切なことには積極的に首を突っ込み、現場主義で行こうと考えたのは、当時からキヤノンにも大企業病のきらいが少し表れていたからだ。

渡辺文夫

の名言・格言

社長業は全力投球すれば体力、気力から6年くらいがちょうど良いところではなかろうか。自分の方針を社内に徹底して実現することも、6年あれば十分であろう。

石田退三

の名言・格言

自動車を始めて私が得た信念は「金ができたら設備の方へ回せ。人間で能率を上げてはいかん。機械で能率をあげよ」ということであった。 【覚書き:1950年の大規模ストライキ中にトヨタ社長に就任。激しい労使交渉を経験した後に語った言葉】

竹田陽一

の名言・格言

中小企業の社長の中には、企業は人で決まるという「人」とは「従業員である」と信じ込んでいる人がとても多い。こうした間違った思い込みは社長の責任をあいまいにし、教育費の無駄遣いを発生させます。企業は人で決まるという教訓の人とは、まぎれもなく社長その人になります。従業員100人以下の会社では業績の96から98%が社長一人の戦略実力で決まるのです。企業は人で決まるという人とは、つまりあなた自身になるのです。

竹田陽一

の名言・格言

従業員100人以下の会社では、真の経営管理者、または真の経営幹部と言える人は、社長と後継者以外にはいないということになります。もちろん、100人以下の会社にMBAや営業本部長など必要ないことは言うまでもありません。

竹田陽一

の名言・格言

社長が責任をもって担当すべき役目を正しく認識すること。次に、その役目の内容を高めるためにいろんな研究をして実力を高めること。何よりも社長の実力をつけることです。従業員の実力を問題にするのはそのあとでいいのです。

竹田陽一

の名言・格言

組織運営の原則では、教育を受ける人の2階層上の人が教育を担当するのが正しい決定になります。従業員100人までの会社は当然社長が教育を担当することになります。社長が教育を担当すると、自分の会社にとって何が一番大事で、今後どうすべきかについてじっくりと考えるので、あなた自身の能力も高まります。教育を通じて従業員の考えを知り、隠れた能力を発見することもありますから、あなた自身が直接教育を担当することが大事なのです。

竹田陽一

の名言・格言

私の知る会社では、従業員が60人しかいないのに、社長を補佐する幹部セミナーに高い料金を払って3人も参加させていました。社長を補佐する役目の人が必要になるのは従業員1000人以上からです。

竹田陽一

の名言・格言

従業員100人以下の会社では、まず社長自身がセミナーに参加してみるべきです。自分が考える経営方針と一致しているかどうかをそこで確かめ、内容がよかったならば何回か参加して、それを持ち帰って教育するのです。あなたが担当できない場合は、少なくとも一回は参加して内容を確かめた後、外部の講師に依頼しても構わないでしょう。

速水優

の名言・格言

改革を成すには冷静な判断と勇気ある決断が求められる。 【覚書き:上記は日商岩井社長時の発言】

西村英俊

の名言・格言

社長の心得に平時と非常時の違いはないのです。だって、会社はそれがどんなに立派な会社であっても、毎日毎日、刻一刻とつぶれているのですから。社長にとって潰れる会社を崩壊から救うのは日常のこと、365日やっていることなのです。そういう意味では常在戦場、毎日が非常時と言ってよろしいでしょう。

西村英俊

の名言・格言

社長自身が知って、事実を発信する。公表する、恐れない、そして評価する。社長が情報を使って見せれば、社長が訓辞で言っている何でもオープンにせよとはこういうことなのかと、役員、職員が実際に理解して、不祥事に関する情報も聞こえてきやすくなります。もちろん安心してしまってはいけません。会社のコミュニケーションを良くしましょうと訓辞で言っているだけでは、しょせんお念仏。

西村英俊

の名言・格言

なぜ社長が自分自身ひとりになる時間が必要か。それは社長という仕事が、たった一人で考えること、集中すること、決断する時間とエネルギーを要求するからです。

西村英俊

の名言・格言

これまで自分の会社の中に居る限られた経験の人材から無理に新しい事業の責任者を出すことはないのです。社内から登用しても経験のないその人は世間の荒波で失敗して、本人討死、事業瀕死、投資霧消、社長の面目失墜となります。この変化のスピードが速く、一方で高度技術が要求されるビジネス社会では、必要なときに適切な人材を雇用できる仕組みを作っておくべきです。

西村英俊

の名言・格言

会社の中であなたが一番高い給料をもらっているのですから、社長、あなたの時間は単位当たり、一時間当たりで会社にとって一番高いのです。ですからその高価な時間を、一番効率よく使ってもらわなければならない。

西村英俊

の名言・格言

会社の中で社長のあなたがいくら偉いからといって、どんな些細なことでも報告せよと命令しても、決して情報は上がってきません。情報の収集は決めた手順に従って始めることが必要です。定期的にチェックする項目を点検する。社長が情報の収集、集中に熱心になってみせ、現場レベルの情報を要求し、はじめて社内がついてくるのです。

本田宗一郎

の名言・格言

アメリカでも成長企業の社長の平均年齢は40代で、60代の社長が率いる会社は活気がなく、停滞する傾向があるといわれている。若いということは、なんと素晴らしいことかとつくづく感じた。私に目を見張らせるような新しい価値観、企業と社会の関わり合いについて新鮮な感覚、こういうものの上に築かれる、フレッシュな経営が必要になってきているのだ。 【覚書き:上記発言は引退のあいさつの中で】

出井伸之

の名言・格言

いまの問題点をわかりやすくビジュアル化して、社員の頭の中に焼きこむことは、経営者の重要な仕事だと思います。私の経営哲学は和です。なんて言ってもわかりません。社長としてのこの三年間、難しいことをいかに簡単に説明するかということを心掛けてきました。

出井伸之

の名言・格言

社長業というのはコミュニケーション業だと考えています。私の考えはこうですと突然言っても、普段から付き合いがなければ、驚くだけで受け入れにくいものでしょう。そのためにも日頃から社長はどういう人間か、どういう考えを持っているかということをみんなに示しておこうと心がけています。

出井伸之

の名言・格言

私が社長になった時、ある方から「社員食堂でご飯を食べない方がいいぞ」と言われたことがあります。私はサラリーマンとして下から上を見ていた経験が長いから、所詮トップと距離があることはわかっています。それなら一歩でも社員の方に近づく方がいいのではないかと考えているのです。

西村英俊

の名言・格言

リスクへの対応は大きくならないうちに、小さい間にこれを叩くというのでは生ぬるい。そんな常識的な態度では立派な社長とは言えません。なぜなら社長が少しでも様子見をしたり、先送りの気配を見せたら、それを見ている部下の末端の末端では増幅されたゆるみとなって、会社を揺るがせてしまうのです。

西村英俊

の名言・格言

社内の規則を厳格に守らせるためには、社長がやらないと誰もやってくれません。

西村英俊

の名言・格言

異常ありません。予定通りです。という報告に満足して会社は問題なくうまく成長しているのだと安心してしまっては、社長は務まりません。社長が安心している間に足の下の土台は少しずつ緩んで、ぽっかり穴が開いて、足元がぐらつくまで気が付かないなんてことになります。

西村英俊

の名言・格言

社長になったらエネルギーの出し惜しみをして長生きしようとしてはいけません。エンジン全開で自分の持っている力を全部出し尽くして後任に譲るというのが本筋です。社長業ばかりは省エネ走行では困ります。社長が会社をやめる時は、力を出し尽くして燃え尽きるまで働いた時です。

西村英俊

の名言・格言

会社の組織はピラミッドです。ピラミッドの頂上の社長の情熱が、ピラミッドの上から下に向かって伝わることによって事業は拡大しますし、順法しようという精神も同じく上から下に伝わっていきます。これくらいはいいだろうとか、法にふれなければいいさというような社長の甘さは、下に行くにしたがってどんどん緩み、大きな綻びとなって会社に重大なコンプライアンス上の事件をもたらし、会社をつぶすことになります。

磯崎功典

の名言・格言

なかには跳ねっ返りの枝みたいなのがあってどうなるかと心配していると、いつの間にか最もいい実がなるエース級の枝に育っていたり。逆に絶対に育つと思った枝にまったく実がならないこともあります。そもそも、枝の良し悪し以前に、土壌をよくしてやらないと絶対にいいミカンはできません。人材育成にも通じるものがあるな……などと考えながら手入れをしています。人間だって、40代、50代で伸びる人はいると思います。 【覚書き|社長業のかたわら本格的に育てている40本ほどのミカンの木と人材育成について語った言葉】

柴田励司

の名言・格言

権限では人は動きません。私が人事コンサルティング会社の社長に就任したのは38歳のときでした。就任してすぐに手ひどい失敗を犯しました。私より年上でコンサル経験も豊富なスタッフがたくさんいたのですが、「社長の命令は絶対だ」と、まさに権限を立てに彼らを動かそうとしてしまったのです。結局、総スカンを食らい、当時の秘書に叱られてはじめて気づきました。

土光敏夫

の名言・格言

諸君にはこれから3倍働いてもらう。役員は10倍働け。俺はそれ以上に働く。 【覚書き:東芝社長に就任して事業再建に取り掛かったとき、社員に語った言葉】

山内隆司

の名言・格言

リーダーは、裸の王様になってはいけない。とくに社長は、本社の椅子に座って部下の報告を聞いているだけではいけない。

小原鐵五郎

の名言・格言

60年以上もこうした仕事をしていると、話をしただけで、この人は立派だとか、まじめだとかわかる。中小企業の社長さんでも、豪華な車を乗り回し、派手な服装をしている人が多いが、こういう人のいる企業は概して将来が暗いね。

佐久間昇二(佐久間曻二)

の名言・格言

志を失うな。人間、逆境の中でこそ成長する。 【覚書き:松下電器副社長を退任後、有料衛星放送会社WOWOWの経営再建を任されたときの発言】

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