「武将」に関する名言
の名言・格言
本来、弱い士卒という者はいない。もし弱い者がいれば、その人が悪いのではなく大将が励まさないことに罪がある。 【覚書き:鑑連は部下を育てるのが上手いと言われた武将。武功のない部下には期待し信頼していることを伝え、武功をあげた部下には小さいことでも大いに喜び褒めた】
の名言・格言
一度、銅づくりにしておけば、のちのちのためにはなる。だが、いっぺんに多額の出費をすることはいかがなものか。何ごとも時代につれて古いことを改めるというのはよくない。【覚書き:居間の水筒が壊れやすかったので、今流行っている銅の水筒にすれば壊れず経済的だと進言した家来に対する言葉。池田輝政は52万石の大名になっても1・2万石大名相当の暮らしをしていた倹約家の武将として有名】
の名言・格言
金銀をたくさん積んでおくのは、良い侍を牢に押し込めて置くのと同じことだ。 【覚書き:秀吉が金銀を気前よく部下や民衆に与えるのはなぜかと家臣が聞いた時の言葉。秀吉は気前が良い武将であると同時に、敵だった武将を打ち負かした後、牢に押し込めておかずに自分の部下に登用するほどの器量を持っていた。】
の名言・格言
将たるものは、怯弱の時あるべし。ただに勇をたのむべからず。 【覚書き|義理の弟である夏侯淵に向かっての発言。夏候は勇猛果敢で魏の大きな力になったが、勇気に過ぎるため曹操は不安に思っていた。そこで、上記の発言、良い武将は時に怯えて慎重に動くことも重要だと知っているものだと諭す。結局、夏候は劉備の陽動作戦にひっかかり命を落とした】