「思想」に関する名言
の名言・格言
さて、こうした危機に瀕する中、 この死んだ世界戦線に別の思想を持つ者たちが現れ、 戦線を新たな道に導こうとしている。 その道は、現在のこの世界における 危機回避の一つの選択肢にもなりえる。 なのでそちらの道の代表として、 音無君、堂々とここでその想いを語ってもらえるかしら
の名言・格言
日本には世界に誇るべき思想がふたつあります。ひとつはSyncretism(シンクレティズム)、神仏混淆という考え方です。仏壇と神棚が同居していても争いにならない。一神教同士の原理主義的な宗教対立が先鋭化して世界の発展を阻害している時代だからこそ、共存思想が輝きを放つのです。もうひとつが、Animism(アニミズム)、山にも川にも、一木一草にも精霊や神が宿るという考え方です。今日の環境問題の根底には西欧的な人間中心主義があります。人間も地球の一員という発想は、アニミズムの根からしか生まれてきません。
の名言・格言
苦悶や孤疑や、不安、恐怖、失望、こういうものこそ人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。年は七十であろうと、十六であろうと、その胸に抱きうるものは何か。いわく、驚異への畏敬、空にきらめく星々、その輝きにも似た事物や思想に対する憧れ、事に処する剛毅な挑戦、子供のごとく求めて止まぬ探究心、人々への喚起と興味。
の名言・格言
叔母さんの教育は「貧乏は駄目だ。とにかく出世しなければ」という思想だった。貧すれば鈍するということを身に徹して思い知らされているらしかった。「貧乏していたら、まず第一に誰にも頭が上がらないじゃないか」ともいっていた。それが近江商人の考え方で、私たちは朝から夜中まで、この思想でビシビシと鍛えられた。とにかく我武者羅に勉強させられ、将来の栄光のために現在の困苦に耐える鍛錬を積んだことは、のちの生涯のためにどれだけ役に立ったか計り知れないものがある。 【覚書き|旧制中学時代、5年間叔母の家で生活していたときを振り返っての発言】
の名言・格言
ドラッカー氏の自宅に招かれたとき、こんな質問をされました。「君は永続するマネジメント思想をつくりたいのか? それとも、永続するコンサルティング会社をつくりたいのか?」。前者であると答えると、「ならば会社経営に時間を割いてはダメ。知的創造活動に集中できなくなる」と言われました。だからいまでも研究ラボは小所帯を維持していますし、創造的な仕事に50%以上の時間を割くように自分自身の時間管理もしています。かつてはストップウオッチを常時携帯していたほどです。
の名言・格言
世の中の人はそれぞれ思想も好みも違う。部下の意見を好んで聞く人もあれば、聞くのを嫌がる人もいる。人間というものは自分の個性を殺してまで人に迎合する必要はなかろう。なにごとも私心を挟まない限り、正々堂々と自分の意見を述べるのに遠慮はあるまいと思う。
の名言・格言
浮浪者が熱い風呂に我慢できないように、平凡な将軍は変化に我慢できない。なぜなら、毛布にこびりついたタールのように、先輩から学んだ戦闘ドクトリン(軍隊の基本的な運用思想や主義)が先入観として頭の中を完全に支配しているからである。
の名言・格言
いま、この歳になって私が若い人に言えることは、自殺するならとにかく30歳まで生きてみるということだ。そこまで生きてからの思想上の死ならまだしも許せる。青年の観念的な死への傾斜は人生のはじまりであるが、一面から見ればその大部分がまやかしであり、さもなければ病気である。病気は治さねばならない。
の名言・格言
西田(幾多郎)先生からはいろいろ教えを受けた。一番切実に教わったのは自覚ということだった。また、プラトンの意志の力、つまり吹雪の中を突っ込んでいくという発想、意志の弱さは罪悪だという思想を植え付けられた。