良い点を探そうとする習慣が身につけば、どんな境遇に立たされても前向きに捉えられる。
アスリートは調子がいい時ほど怪我をしやすい。体のキレがよくなるため、力を発揮しやすい状態になります。それに比例するかのようにメンタルも上向きになるので、オーバーワークになりやすい。気が張っている大きな大会の前ほど、慎重さが大事。
怪我などで不調に陥った時、早く復活する選手と、復活できない選手の違いは、選手が「怪我の功名」と考えて、自らの意志で次の行動に移れるか。その時にできることを考え、マイナス面をプラス面に変える発想を持っているか。
休息を積極的に取ることは、試合でいいパフォーマンスを発揮するための大切な準備です。好不調にかかわらず、攻めと守りのバランスを保つことが大事。
指導経験を振り返ると、悩みや本心をなかなか人に言い出せない選手はいました。「本音」が言えないと、「建前」が大きくなります。自分にとって不都合な現状は認めたくなくなり、不調の本当の原因にたどりつきにくくなります。
明確な目的意識を持てば、精神的に安定します。実力を発揮できる人は「朝から体が重い」と感じる場合でも、感情と肉体的な不調を切り離すことができる。
絶好調は不調の始まり。好調な時こそ舞い上がる気持ちを抑え、冷静さを保たないとたちまち不調に陥ることがある。絶好調な時ほど、心や体のバランスが崩れやすくなる。
不調な時に感じた思いほど大切にしなさい。その悔しさが厳しい練習を乗り越え、大きな大会で勝負するためのパワーになる。
スランプを克服するコツは、どん底まで落ちないように予防すること。ちょっと調子が出ないだけで、過剰反応しないこと。
その時にできるベストを尽くしていれば、調子は戻ってくる。
不調の原因を考える際、外的要因のせいにすると、問題の本質から遠のいてしまう。
昨今は「褒めるバブル」なので、注意しないといけないなと思っているんです。あまり褒めすぎると効き目がなくなりますから。
褒めることと過保護にすることは違います。過保護が選手を良い結果に導くとは思えません。
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