ビジネスの場における緊急ではない重要事項には、業務改善、マニュアル化、社内外のコミュニケーション強化、人材育成、自己啓発などがあるでしょう。これらは「未来への投資活動」と「問題を未然に防ぐ予防活動」と言い換えることができます。
自分の判断に自信を持ち、情熱をもってやり遂げていくためには、信念のようなものが必要になります。日頃から正しい行為を積み重ねていくことで、自らの信念を揺るぎないものにしていくことができます。ひいてはそれがビジネスを推し進める力となり、人を動かす力になっていくのだと思います。
叱るときこそ未来志向が不可欠。「なぜこんなことになったんだ」と詰問するのは叱りの定番ですが、過去のことをあれこれ言っても仕方ありません。「改善のために今後何をしたらいい?」と問いかけていくことが大切。
部下を叱るとき「ここがダメ」ではなく、「こうすればもっと良くなる」という前向きな表現を。これは「ネガポジ反転」と呼ばれる手法で、やる気を損なわずに欠点解消を促す効果があります。