過去の名言から知り、今の生活に生かす

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富野由悠季の名言・格言

僕が小学三年生のころ、近所に廃品回収で生活している夫婦が引っ越してきました。彼らは粗末なプレハブ小屋のようなところで10年以上生活していたんですが、ある日突然、ごみの山だったところに総ヒノキの二階建ての家が建ったんです。僕にとっては大変な出来事でした。逆に考えると、そういう生活を10年以上続ければ、あなたにも家を建てられる可能性があるということです。

お金は基本的に出ていくものですから、どうしてお金が貯まらないんだろうという程度の疑問しか出てこない人には絶対お金を貯めることはできません。お金を貯めるという行為は、無理をしなければできません。もっと極端な言い方をすれば、己の体を削ってでもお金を貯めるという意識がなければ駄目なのです。 僕があなたにこういうことが言えるのも、何より僕がお金を貯められなかった人間だからです。

あなた以上に才能がある人はいっぱいいるので、生半可な気持ちでは、世の中はやっていけません。自分には多くの競争相手がいるということが想像できていないところが、すでにイメージが貧困だと感じます。何ごとも「なあなあ」でできることがあるなんて思わないでください。

自分にマイナス要素がある、才能的に優れていないからこそ、そのマイナス面を埋めるための努力を死ぬまでしなくてはいけないのです。この努力は一見辛いように見えます。実際とても辛いです。努力をしないで好きなところにはまって、社会人になってからもずっとマイナスが累積していく人生よりは、マイナス面を埋める努力をして身に付く人間性の良さなどが、より人生の成功への道を切り開いてくれることでしょう。

僕は才能がない人間の最たるものだから、「できない自分がなんとかいっぱしになるためにはどうすればいいか?」とずっと考えてきたんです。その結果たどり着いた結論は、「飽きずにコツコツしかない」ということだった。だから誰よりも多く、誰よりも早く絵コンテを切るよう自分に課したんです。

一番いけないのは、頑張らないでただ「欲しい欲しい」と言っていること。それではなにも起きませんし、なにもできません。

読書に興味が持てないのは、興味を持つ機会を探すことを怠けているだけ。きっかけを作って読む機会を増やせば、あなたの可能性は大きく広がるはずです。なぜ本を読まなければいけないか、本を読む、すなわち文章という言葉を追いかけて読んでいくことは物を考えるという筋道を勉強していくことになるからです。

「興味のない本でも読まなければならないのですか」当たり前です!興味がないから本を読んで、興味がもてないなりに勉強をして知るという行為をしなくてはいけません。知らないことを学習することが、自分の得につながるのです。その得が、その先の人徳というところにまでつながっていくのです。

若くして人間関係に悩んでいる人に言いたいのは、その時その人、クラス、学年という目線で好かれることしか考えていないために、結果的に意気地がない、陰気な自分を作ってしまうケースが多いので、もうちょっと広い目線で自分を作っていく意識を持つことがただ一つの改善案だと思います。

友達関係は全部が全部ためになる必要はない。ただ、「とりあえず楽しい」というのと「本当に楽しい」というのは、何百キロも何千キロも離れているくらいに、意味が違うことなんです。

長電話をする必要があるなら、それは電話で済むような話ではないはずで、なんで「会う」というアクションを起こさないんだろう。会う必要がないようなことを電話でしゃべっているということは、ひどくあいまいな人間関係でしかないんじゃないだろうか、携帯電話で済む程度の人間関係をそんなに尊重する必要があるのかという気がするのです。

自分と同年齢の人に一番言いたいんです。僕と同年齢の人たちに、気持ちいいよという経験をたくさん持つ人がいっぱい出てきてくれれば、若い人たちもそういう年寄りの人を見て、あ、そうか、と思ってくれるかもしれないから。いま、若い人がどうのこうのって言われている意見で一番危険なのは、それを言っているお前が大人としてちゃんとやっているのか、ってことなんです。そこがすごく気になる。

僕だってフリーランスの身ですから、いまの仕事がなくなったときには、たとえば明日からでもアニメとは関係のない他の仕事ができるように心しています。常に職業には貴賤がないということを理解している自分でありたいと思っているのです。

巡り合わせを自分の人生にとってプラスになるように考えられるようになることができるか、できないかというのが、生きていく上での勝負になるのです。

昔は「巨大ロボットが出てくるアニメ」を作るのは嫌だ!と思っていたわけですが、仕事だからしょうがない。こんなロボットでもいいのかな?という思いで作ったものが何本かあり、これじゃいけないという思いで何本か作った後、出てきたのがガンダムだったのです。

データを集めるということ、もしくはデータが過多であることが、必ずしも学識を深めるものではなく、本当の意味での自己鍛錬を怠けさせる傾向があるように感じられます。安易に物をため込んでしまったために、人がものを考えたり感じたりする能力がひどく低下しているということに気がつく必要があります。

好きだというだけの理由で仕事を選ぶのは、かなり危険だと思います。好きなだけで就いた仕事は、その仕事を獲得した時点で満足を得てしまいますから、そこで働くことになってもそれ以上の努力はしません。その結果、人生的にはマイナスに作用してしまった人というのを僕は何十人も知っています。好きな職業に就いても幸せになるとは限らない。どんな仕事や境遇にも負けない素養をいまのうちに身につけよう。

いまの職場は自分に合っていないからビリッケツでいいんだという人は、実を言うとビリになることに慣れていますから、どこの業界に行ってもビリです。目の前のことをできない人が、何もわからない他の業界で成功するわけがありません。いまの自分のいるところでまず頑張ることが生きることだと思います。

いま自分はその職業の順位のどこにいるのか、意識してみてください。真ん中あたりにいる人は、転職した場合にはやはり真ん中の位置にくるか、それよりも間違いなく下の位置になります。一方、いまいる立場で誰もが日本一であると認める技術を持っている人なら、よっぽど不適格な職種に就かない限り、どこの業界でも成功するでしょう。

身体を動かすことなく日々を過ごすだけの状況では、いくら勉強の時間をつくっても、頭には入らないでしょう。集中できないまま、だらだらとテレビを見たりゲームをしたりということになってしまうのならば、一日に一時間は体を動かす時間を作ってください。とにかく外に出て汗を流す。考えるな!その前に体を動かせ!

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