トレードをするに当たっては、予想をして当てることも大事ですが、それよりも重要なことは、予想が外れたときや、突発的なことが起きたときの危機管理だと思います。結局、投資(或るはトレード)も長丁場です。また、よく動くからといって儲けやすいかというとそうでもありません。もちろんそういう相場が得意な人も中にはいると思いますが、普通の人は上げ下げに振り回されてそんを積み上げてしまうのが関の山です。時には無理をしないというのも長く投資を続ける秘訣だと思います。
儲けたときも損をしたときもすべては自分の責任下で行うべきものです。いろいろな人の意見を聞いたり読んだりするのも大事だと思いますが、最後は自分自身で決めて売り買いをするわけですので、どういう結果であれ、それは自分の責任です。
過信・慢心による過剰リスクは崩壊を招く。
私は銀行時代のべ百人以上の為替ディーラーと一緒に働きましたが、正直儲け続ける人は1割程度です。そんな世界なんです。普通にやっていると大多数の人が短期間のうちに市場から追い出されてしまうでしょう。
いろいろ探しては自分たちの行きたい方向に持っていこうとする。市場とはそういうものです。メインシナリオとリスクシナリオを持つ