売掛金は半分に割り引きますから、現金で払ってください。そのかわり、新しい商品は全部以前の価格で届けましょう。【覚書き:関東大震災2カ月後の発言。震災のため掛け金を払えない取引先を思いやっての言葉。また、震災直後はモノ不足になり、不当な高価格で儲けようとした会社が多く、その点からも震災前価格を打ち出すことで取引先の助けとなった。】
一つの仕事を守るための厳しさ、苦しみを味わうくらいなら、むしろ事業をより安定させるための苦しみを求める方が賢明ではないだろうか。【覚書き:ニッケル輸入制限が制定され、主力製品の発電ランプが作れなくなってしまった時の言葉。決まってしまったことはしょうがないので別製品へシフトすべきと主張】